LKJ通信

2020年7月20日   環境省での省エネ目安として、夏の冷房時は28℃に!は実はこんなことだった!




夏の電気量で日中に最も電気使用量が多くなるのはもちろんエアコンです。なんと一日の消費電力量全体の約58%も占めているんです。1か月の電気代が5,000円だとすると約3,000円がエアコン代の計算になります。


そこで節電するために、よく耳にする3つの工夫をもう一度考えてみました。

      冷房の設定温度を上げる(目安28℃)

      葦簀(よしず)や簾(すだれ)など、日光を遮り、物陰が出来るものを使用する

      エアコンフィルターをこまめに掃除する


それでは、上記の3つを再検証してみましょう。

      冷房の設定温度を28℃に上げる … 実はこれ、間違いなんです!国が推奨しているのは室温を28℃にするということで、設定温度ではありません。

サーキュレーターや扇風機を併用したり、また、室外機の熱交換が行われている部分

への散水は冷房の効率が上がり、性能が10%アップするとの計算があるそうです。

      葦簀(よしず)(すだれ)を使用する … 特に日差しが強い所で活用すると効果的です。

室内に入る風の温度を2%下げることができるので、エアコン使用時でも節電につながりますし紫外線の防止にもなります。ゴーヤや朝顔などの緑のカーテンも同じ用途になりますね。ゴーヤも食べられて一石二鳥♪

      エアコンフィルターをこまめに掃除する … 言わずもがなですが、今どきのエアコンはお掃除機能がついていたりするので、そこまで頻繁に掃除をする必要もないのかもしれませんが、フィルターが詰まると効率が下がります。2週間~1ヶ月に一度はお手入れをしてください。(注:エアコンの機種によって掃除の仕方により故障の原因になる場合がありますので、よく説明書を確認しましょう。)

ただし、10年以上使用しているエアコンとなると、単純に買い換えてしまった方が節電につながります。

また、白熱灯をLEDに交換するだけで、90%の節電効果が出ると言われています。


節電は日々の積み重ねになりますが、毎夏ごとに気温が上昇しているうえに、熱中症にも気をつけなければいけません。節電のために体調を崩してしまっては本末転倒なので、状況に応じての工夫が必要ですね。


LKJ通信7月担当:引地・小貫